未来の扉

数カ月に渡って、紆余曲折しながら話し合われて来たプロ野球問題。やっと一段落した様ですが、なんか釈然としないんです。
元々、ホリエモン近鉄を買収したい!って言った時点で許可していれば、こんな展開にはならなかったハズなのに、ここまで混迷し続けたのは、やはりお偉方のどす黒い考えによるものでしょう。野球界は自分達だけのもの…それだけしかアタマになかったんですね。今まではそれで通ってきた。日本にプロ野球は1つしか無かったし、ファンもそれに頼り切っていた。しかし、昨今のメジャーへの戦力流出により、テレビ放送の形態すら変わってきた。ファンも「なんだ、野球って日本プロ野球だけじゃないんじゃん。」。そう思い始めていた矢先の出来事だったから、もうそれでは通らない。
ここはヤバいぞ、と。そう思い始めたお偉方はやっと重い腰を上げた。が、時既に遅し。ホリエモンも次手を打ち、選手会も結束し事態の収拾を求めてきた。
このままではどうにも分が悪過ぎる、と思ったのか知らんが、突然対抗馬を祭り上げた。楽天ミッキーのお出ましだ。しかもホーム地域を変更させてまでぶっつけてきた。もう明らかにホリエモン潰し。
数カ月に渡るバトルの結果、結局はお偉方の送り込んだ(で、あろう)楽天ミッキーに軍配は上がった。しかし、本当の軍配は…
数カ月間タダで各メディアで宣伝しまくってもらって、ネットすら知らない層にまで社名を刷り込み、50年ぶりの新球団設立・加盟の足掛かりとなり株(実質的にも、比喩的にも)を上げた最終的には数億円の赤字を確実に抱えるであろうパリーグ球団を持たずに済んだライブドアだ、と思う訳です。
これから先、ホリエモンがどの様に野球界に関わって行くかは知りませんが、この時点では逆に「してやったり!」と思ってるハズですね。まさに試合で負けて勝負に勝った、ってヤツですね。
いや、別にちょっと書きたかっただけです。そんなにアツい訳じゃないす。ゲラゲラ。