第35節・vs.京都サンガF.C.(国立)

chiu_5102007-08-19

大混戦である。首位の札幌がアタマひとつ以上抜け出しているが、その下は正に団子状態である。今季はJ1も同じ様な状況なのが面白い。
現在ヴェルディは5位ではあるが、消化ゲーム数が多い為実質6位とも7位とも言える。昨年の同時期と比べて勝ち点は+5でしかなく、順位はさほど変わらない位置でありながら、まだまだ昇格への希望が繋がっているのは、札幌の大逃げとこの大混戦のお陰であり、決して「去年より強い」訳ではない。
そんな中で「2位京都」との大一番である。現在勝ち点差は7だから、勝てば4差に縮まるが逆に負ければ10差に拡がり、2位自動昇格の希望の光がとても小さくなってしまう。当の京都もここ3試合で1分2敗と勝ち星を伸ばせないでいる。
どちらも負けられないのだ。踏ん張り所なのだ。とにかく1戦必勝で勝っていくしかないのだ。しっかりと連勝して行けば、足踏みしてしまったチームが脱落して行く。

■[Mobile][verdy]速報 16:25
湘南が札幌に勝ちやがった・・・。
■[Mobile][verdy]スタメン発表 17:05
【スタメン】GK21高木義成:DF17土屋征夫:DF2萩村滋則:DF14富澤清太郎:MF6菅原智:MF11大野敏隆:MF3藤田泰成:MF10ディエゴ:MF22服部年宏:FW19船越優蔵:FW9フッキ
【サブ】GK26柴崎貴広:DF4戸川健太:MF15金澤慎:FW16飯尾一慶:FW23齋藤将基
ここの所パフォーマンスの悪かった海本に代えて、ヒサブリの泰成が右サイド。アンドレパウリーニョ、徳重とベストと思われる京都攻撃陣に対応すべく、戸川に代えて富澤がDFに入った。
まぁ妥当な線だな。あとは勝つだけ!
■[Mobile][verdy]画像うp 17:45
昨日ここ国立で行なわれた甲府vs浦和と、本当に同じ会場なのかと疑いたくなるなぁ。人増えねーなー。
■[Mobile][verdy]前半終了 19:57
決定的なチャンスと言えるモノはなかった気がする。0-0で折り返し。
■[Mobile][verdy]試合終了 21:12
取られて取って1-1ドロー。詳細は後程・・・。

勝つか負けるか、言ってたら大穴でドローだってさ。京都にしちゃぁ全然オッケーな結果でしょう。それでも終了間際に追い付かれてのドローだったから、それなりにショックはあるのかな。…まぁ他の事なんざ知っちゃいませんね。
ウチにしてみれば「勝ち点3」を積み上げないといけない状況でのホームゲーム。なのに、前半終了後にピッチ上で「審判に異義を唱えた」って事で、ゲームに関係ない所でイエローを貰ってしまうエース・フッキ。全く持って無駄なイエロー。フッキ本人もバカだが、それ以上に周りのメンバーが最悪の事態を迎えない為に何もしていなかったのが、悲しい。サッサと審判から引き離してロッカーに引き上げさせれば問題なかっただろうに、みんな気付いていながら放置。イエロー貰った後に慌てて引き離しにいくとか、どれだけ考えがないですか?そういう部分が「チーム」として大事な部分なんじゃないのかね。結局、チームに成り得てないのかねぇ…。
と、そんな風ですから後半に入っても前半と変わらぬ試合運びです。守備にしても、回させて中央と堅めておけば的なディフェンスです。いきおい、押し込まれる時間帯が多くなります。疲れますよね。エリア外でゆったりボールを持たせて、それに合わせてゆったり守ってたらサクッとファーサイドの上げられてボレーでズドン!です。バカですか?ボールサイドが脚止めて、それに合わせて中の人間も脚止めてそれ見てたら誰が周りをケアするんでしょう。ヤラレて当然の場面でした。
実際リードされた場面になるとウチの攻撃は期待出来ない。これまで何度も見て来た場面だ。気ばかりが焦り、普段から出来ないプレーをゴリ押しする。万に一つイケるかも知れないが、そうそう甘いモンじゃない。素人だって「あぁ、だめだめ」と思うのに、ゴリ押しは続く。そんな焦った場面でフッキに2枚目のイエローです。ハーフタイムに無駄なカード貰ってなければ何の事はないのですが、2枚目となれば…そうレッドにクラスチェンジで退場出来ちゃいます。(てか、退場が先で失点が後だった?か?まぁあんま大差ない)
さぁ、10人で京都の攻撃を凌ぎつつ、2得点以上しなければ「勝利」出来ません。更に焦っちゃいますね。こういう時一番焦っちゃうのはラモス監督なのですが、今日ばかりは何故かまともな選手交代で船越に代えて裏が狙える齋藤を投入。…ああ、この後でしたね、失点。「2人目の早く代えないと!!」って思ってたらヤラレたんでした。
それでも京都が完全に守りに入らず、そこそこ攻めて来てくれたお陰で幾度かのカウンターチャンスがありました。しかし、カウンターがめっさ下手糞なヴェルディです。そうそう綺麗にシュートまで行くもんじゃぁありません。気付けばもうロスタイムです。やっと得たFKを服部が蹴り、ディエゴの頭にドンピシャで遂に同点です。
…もう遅いにや…。
男女7人夏物語(秋?)の明石家さんまの様に呟きました。周りは同点で熱狂の渦でしたが、ピクリともしない自分がいました。捻くれている、と言いたければそれでも構いません。でも「ドロー」じゃダメなんです。そして、この時間帯にやっと追い付く様じゃダメなんです。「勝負は最後迄わからない」…そう言いますが、これまでのヴェルディの戦いがそう信じさせてくれないのです。もちろん、逆転弾叩き込んだらバンザイしたでしょうけどね。
先日の西が丘での山形戦。あれもロスタイムギリギリで追い付いたゲームでした。あの時のドローが万々歳で、今回のドローが駄目な理由が今一つ自分でもわかりません。でも、ダメなんです。勝つべき、勝たないといけないゲームをこれまで幾つも落としてきました。その結果が、今のこの状況を作っているのです。「負けなくて良かった」と言うゲームはもう使い果たしてもいるんです。
あまり「団子状態」だからと楽観するのもどうかと思いますよ。いや、マジで。