第5節・vs.モンテディオ山形(ベスパ)

↑ベスパ…べにばなスポーツパークの略称らしい。正式には「山形県総合運動公園陸上競技場
本来ならばACLの第二戦(しかもアウェイ戦)が水曜日に開催される予定だった事と、春分の日に行われた前節の第4節はそのスケジュール調整とリーグクラブ数が13と言う奇数ゆえの「ハブお休み」だった為に、逆に他クラブより休養は充分だしトレーニング時間確保出来た…ハズ…。
対戦相手の山形は今期まだ勝利なし。このホームゲームで初勝利をあげたい気持ちでアタマから積極的に攻めてきた。そんな相手にまたしても落ち着きのない入り方をしてしまうヴェルディ。開始1分、中盤で奪われレアンドロにそのまま持ち込まれカウンター炸裂。その後も、これまでの試合同様に「トップに入らない、中盤で落ち着かない、DFが相手を掴めない」と最悪の三拍子で、完全に相手にゲームを支配されてしまう。
パスを繋ごうとすればミスで、プレスで奪われてしまい、DFラインからロングボールを放り込めば、まず競り勝てずに更にセカンドボールは相手の前に…。得点の匂いどころか、チャンスのカケラすら見えて来ない。そんな中、たまたまロングボールが裏に抜けて齋藤が抜け出しビッグチャンスを掴むも惜しくも枠を捕らえられない。モンモンとした時間が過ぎる中、またしてもカウンターを喰らってしまう。山形陣内深く入り込んだサイドでのパス交換のミスを突かれ、ボールを奪われる。そこから素早いパスワークでアッと言う間のレアンドロ。1点目と同じ様な光景で失点。
全く持って、リスクマネジメントが出来てない。これは攻撃のリズムが出来てないから、と言う事も無関係ではないだろう。もっと言えば、その前の守備のリズムから出来てない。と言うより、どういうカタチでどの位置から守備をしたいのか、が見えて来ないのも問題だろう。…と話が逸れた。
ボランチの喜名が足を傷めたらしく、早々に同じボランチの金澤と交代する。正に怪我の功名か、この交代がリズムを生み出した。一つ目の歓喜の瞬間は、右サイドでのパス交換から抜け出した永井?のクロスをファーの齋藤が頭で折り返し、足元に落ちてきたボールをゴール中央の平本が流し込み1点を返した場面。一樹の今期初ゴールだ。そしてそのまま2-1で前半終了。
後半、徐々に疲れの見えて来た山形に対して余力充分なヴェルディ。前線のスペースへの動き出しも目立つようになり、そこで平本がエリア内で倒されPKをゲットし、倒した相手は一発レッドで退場。これを交代投入されたバジーリオが簡単に決めて2-2の同点とした。相手が10人となりやっとエンジンのかかってきた感じでボチボチとゲームを支配するが、要所要所で危ない場面を迎えてしまう。
このムードを破ったのが3人目の途中交代で投入の久場。ゴール前混戦となり、ペナルティエリアの外にこぼれて来たボールを思いきり良くミドルを狙う。これがグラウンダーで混戦の足元を抜け左隅に決まり遂に勝ち越した。その後にも何度か危ない場面を迎えるが、これを何とか凌ぎカウンターを仕掛けるも、2対1の状況の「絶対有利なカウンター状態」が2回ほど炸裂したにも関わらず得点、いやシュートにすら至らずにまたしてもモンモンとするもロスタイム3分を逃げ切って、薄氷を踏む2-3での勝利。
( ´ Д `)<勝つのって〜こんな〜に〜大変〜♪


もうね、なんだろう。去年は何度も「良いゲームして」負けたりドローだったり、だったけど、今年のチームは「ダメダメなのに」勝つ。しかも去年一度もなかった逆転勝ちがもう2回も…。まぁ選手が大量に入れ替わっても「守備が安定しない」と言うのが相変わらずな感じなのだが…。ラモスパワーで勝てている内はいいけど、そう長くは続かないだろうし、早い内にしっかりとした戦術理解やら決め事を、って思っちゃうねぇ、やっぱり。まぁでも試合終了後の監督インタビューで…
∬◎┏┓◎∬<1から10で言ったら4か4.5ヨ!ダメダメヨ!
って、ちゃんと見えてる様だからこんな状態なのに勝ちが拾えてる事に一先ずは喜んでおこうかなぁ。
次節は現在負けなしで首位の柏レイソルをホーム*1に迎えての決戦だ。勝ち点4点差あるから首位奪取!とは行かないけど、せめてキッチリ土をつけよう。当面の昇格ライバルなんだからよぉ。

*1:今期初味スタ!!