2007第1節・vs.ザスパ草津(国立)

3点目、バウルゴール

幾つかのカードは昨日、土曜日に既に開幕しておりますが、こちらはいよいよ開幕です。勝負の年、2年目のJ2へと走り出します。心の片隅ででも、応援よろしくお願いしたいと思います。
さて、今季ヴェルディはJ1クラブですら羨むとすら言われる大型補強をガッツリ決めました。昨年の失敗*1を繰り返さない様に、早々とラモス監督の続投を決め、彼の要求に最大限応えるカタチで補強がなされたのです。正直、凄いメンバーです。磐田から、元日本代表、W杯戦士の名波と服部。大宮から元ヴェルディの土屋。昨年札幌で25ゴールを挙げたフッキ*2に、柏のJ1昇格へ力を尽くしたディエゴ*3。湘南で攻撃の核となっていた佐藤*4。新潟からは待望の長身FWの船越に、横浜FCからMF吉武、などなど。とにかく盛り沢山です。
これらの選手が昨年1年間戦い創り上げた布陣に上手くハマれば…と、言う所なのですが…。どうでしょうか。贔屓目無しに見ても、戦力だけを見ればJ1下位、いや中位あたりだっておかしくないくらいです。しかし、サッカーは名前でするものじゃぁありませんからね。昨年どれだけ痛い目を見たか、って話ですよ。逆に、これだけの選手を集めてコレかよ、ってなプレッシャーが付きまとうのも事実ですしね。
そうは言ってもサポとしては、フロントがこれだけのGJをしたのであれば、現場サイドが表現するものはたった一つしかないと思います。そう「ブッ千切りでの優勝、J2制覇!」です。そして史上初めての「J1、J2両制覇クラブ」となるのです。ならないといけないんです。…と言う想いがあると同時に、「優勝だのはどうでもいい。とにかく石にしがみついてでも2位、いや3位に滑り込んで、何が何でもJ1へ!」と言う想いもあります。どっちが建て前でどっちが本音なのかもわからない状態です。
まぁいろいろ考えても、48試合52節にも渡る9ヶ月間の長い戦いです。「千里の道も一歩から」です。まずは1勝、勝ち点3。それを獲っていきましょう。行くどー!

■[Mobile][verdy]スタメン発表 11:35

スタメン
GK21高木義成:DF29福田健介:DF17土屋征夫:DF4戸川健太:DF22服部年宏:MF11大野敏隆:MF7名波浩:MF5ゼ・ルイス:MF10ディエゴ:FW19船越優蔵:FW9フッキ
サブ
GK1吉原慎也:DF14富澤清太郎:MF8永井秀樹:MF13佐藤悠介:FW28井上平

てな具合で、平本はベンチにも入らず…。控えFWもルーキー井上と些か不安な顔触れ。
■[Mobile][verdy]前半終了 14:00
開始0分に船越のゴールで先制するも、決定的なチャンスは相手が上回っている感じ。ちょっと不安な前半でした。修正に期待しましょう。
■[Mobile][verdy]試合終了 15:07
フッキのドッカンFKで追加点をあげると、立て続けにゴール!CKから土屋、ディエゴのゴール、フッキの2点目と5-0の圧勝!気持ちよかとです!

んな訳で、開幕早々ホックホク顔で帰宅しました。スタメン、ベンチの顔触れの不安さなんて、前半0分で吹き飛び、気付けば40分経っていた前半でした。確かに↑に書いた様に相手の決定的なチャンスも多く、ドキドキしつつ過ごす前半だったのだけれど、何故か時間が経つのが早かったのでした。
1点先制したものの、不安であったポイントもハーフタイムを終えると気にならない程に修正が効いていた様に思います。今迄なら、攻めて攻めて攻めてカウンターを喰らいそうになりヒヤリ!と言う場面でも、切り替えが早さに感心し、しかもその芽を摘む早さに驚きでした。このあたりは土屋、服部、名波の経験のなせる技でしょうか。また前線の選手も時にはディフェンスラインあたりまでしつこくボールに追いすがるなど、全体での守備の意識はかなりアップしました。
前半の先制点はサイドからの崩し、後半入って2点目はペナルティエリアちょっと外からの直接FK。3点目はCKから押し込み、4点目はサイドを深くえぐってのマイナスグラウンダークロスを流し込み、最後の5点目は速攻からの得点。と、得点パターンが多彩であったのも嬉しい誤算です。正直、先週のテストマッチを見た感じでは、「個人技に頼った」得点しか出来ないんじゃないか?とも思えましたからね。
そして更に嬉しいのが、我が街・八王子出身(しかも結構近所w)のルーキー君、FW井上平が交代出場でJデビューを飾った事です。出場しただけでなく、精力的に走り回り5点目のアシストさえ決めてしまいました。フッキ・平本・船越・井上、と現時点では4thチョイス*5なのでしょうが、今日の動きを続ければチャンスは必ずやってきます。楽しみです。また、湘南から移籍してきた佐藤も名波に代わって投入されましたが、充分に役割を果たしていたと思います。もちろん永井も然りで、4点目のアシストは永井です。社長、素敵!
そうそう、もう一人のルーキー・福田も何も問題なくイレブンに溶け込んでおりました。しかも初得点のチャンスすらありましたからね。右サイドはかなり層がブ厚くなりそうです。今回は出ていませんが、左サイドにも高卒のルーキー君がおりまして、これまたワクテカらしいので、もうまいっちんぐです。


と、まぁなんだか思わぬ大勝に良い事ばかりに目が行ってしまいますが、それで目を眩ませてはなりません。ただ、昨年の様に一つ一つのプレイにガッカリしながら応援をする事は全くありませんでした。戦う集団に変貌したと思います。ええ、まだ1戦終わっただけですが(笑。ここで「勝って兜の緒を締めよ」ですえ。

しっかし、外国人3人。我が軍ながらに反則だわ(笑。

2007 J2リーグ戦 第1節(2007年3月4日)
東京V 5 - 0 草津 (13:03/国立/10,275人)
得点者:'0 船越優蔵東京V)、'48 フッキ(東京V)、'73 土屋征夫東京V)、'83 ディエゴ(東京V)、'89 フッキ(東京V

*1:降格時の戦力を残留させる事を選手の補強よりも優先して考えていながら、ほとんどのレギュラー選手が移籍する事となり、結局は慌てて手を尽くして選手をかき集めなくてならない事となった。

*2:J's Goal・2006年J2ベストイレブン

*3:こちらもJ's Goal・2006年J2ベストイレブン

*4:これまたJ's Goal・2006年J2ベストイレブン

*5:齋藤、飯尾はリハビリ中で、廣山はおそらく今季はサイドMFとして考えている?