時をかける少女(アニメ版)

まぁ言うまでもなく、自分的には「時をかける少女」と言えば、原田知世主演・大林監督のモノな訳で。友人を誘うのもこっ恥ずかしく、独りで映画館まで観に行ったのもそう遠く無い記憶ではあるのですが、既に24年もの年月が流れ去っている事に今更ながらに驚いたり…。で、属性が属性なもんで、やっぱり知世ちゃんにヤラレてしまっていた時期もありました。まぁそれでも当時は映画を観た友人達とは「笑える映画だよなぁ」なんて、無理してうそぶいていたのだけど、しっかりとその「切なさ」であったり「淡い想い」であったりするものを感じてはいました。
そんなこんなで20余年の月日が流れて、アニメになると。…まぁその間TVであったりヒッソリと映画であったり、いくつかのリメイク的なものもあったのですが…。とにかく、エヴァで有名な貞本キャラで蘇るとは聞いていました。が、結局ロードショウでも、DVD発売の時期でもない、地上波初登場とか言う、まぁ比較的出遅れた時期にやっと観れた訳です。
これを見る前日に深夜、超深い時間にも関わらず放送されていた「本家・時をかける少女」を非常に懐かしい想いで観た訳です。ぶっちゃけ、四半世紀前の映画です。携帯もなければ、インターネットなんて夢また夢の時代です。コンビニだって町に何件か見かける程度のお店でした。ビデオはベータか?VHSか?なんて競争があったり、CDなんて高嶺の花でした。…まぁ、それでもそれなりに良い時代ではありましたが…、とにかくそんな、今となってはもうひと昔、いやふた昔くらい前の映画ですから、CGなんてちゃちいもんです。マット合成バリバリです。でも、そこには映画への、作品への愛が溢れていました。淡い恋心、尾道の風景、当時の学園風景…全てが心を揺さぶりました。オサーンですね、ええ。多分、若い人には理解し難いでしょう。まぁ、所謂「アイドル映画」っちゃぁ、そうですから(笑。ピンチランナーとどう違うねん!と言われれば、返す言葉もありません。
…と話が微妙に逸れました。とにかく、本家を観た後に話題のアニメ版を観たですよ。普通にアニメ版にしただけではなくて、ちょっと現代版へとアレンジされ、本家の主人公が今作の主人公の叔母と言う設定。…って出来ればこの声優に原田知世を起用して欲しかった気もするが…。各所に本家へのオマージュも見え、ニヤリとさせる創りにはなっておりました。現代版ではあっても、しっかり「淡い恋心」「思春期の心の揺れ」は表現されておりました。まぁでも「アニメ」で創る事にどれだけ意味があるのかはわかりませんでした。ってか、何でもかんでもアニメに逃げちゃいけません。まぁ実写で創れば創ったで、キャストやら創りに文句も言いたくなっちゃうでしょうけど。
って、何を書かんとしていたか、すっかりわからなくなりました。まぁ面白かったです。一応、切なかったです。でも実写だったら、もっとキたと思います。なので、大林監督の「新作・転校生」にもちょっとばかり期待しちゃいます。
とか、珍しく酔った勢いで[movie]なんてカテゴリ作って書いた。書くネタにも窮する様になってきたので、なんとなくこんな風にも書いていくかもいかないかも。…そんな映画見ぃでもないからねぇ。