第21節・vs.柏レイソル(日立柏)

chiu_5102006-06-10

2005年11月26日の日立柏サッカー場。日も暮れかけた16:50頃、柏レイソル東京ヴェルディ1969の試合終了の笛が鳴った。それは試合終了の合図であると同時にヴェルディのJ2降格決定の合図でもあった。
時は流れて2006年6月10日。
『半年前の逆ですね。天皇杯覇者ヴェルディをJ2へとたたき落とした「ハルタン」が… 今度は我が東京ヴェルディと共にJ1へ復帰するためレイソルと戦うとは*1』となる訳だ。そう、あの降格の決定した試合で黄色のユニフォームを身に纏い、獅子奮迅の大活躍をして我がヴェルディのDFラインをズタズタに切り裂き、我々サポーターを不幸のどん底へ突き落としてくれた、大野敏隆が今はそのユニフォームを緑色に代えてヴェルディの昇格の為に戦っているのだ。…取り合えず、黒騎士ハルタンとでもしておくか(笑。
お互いにJ2となってからの柏との対戦は今回が初めてと言う訳では無い。しかし前回はこちらのホームゲームとして味スタで開催されたと言う事や、お互いJ2に落ちちゃったねー的なノホホンな雰囲気もあって、さほどピリピリとした感じではなかった。しかし今回は日立柏サッカー場で行われる、柏のホームゲームなのだ。我々サポーターにとっては、降格の決まったあの時あの場所を思い出してしまうシチュエーションで否応なく萌えて燃えてしまうし、先に挙げた理由から大野敏隆選手もそれと同じ位、いやそれ以上に燃えているのではないだろうか。元柏の何人かの選手も同様だろうし、そっくり入れ替わった監督同士も燃えずにはいられないだろう。
そんな様々な思惑が交錯する柏レイソル戦ではあるが、「燃える」以上にとにかく「これ以上柏を走らせる訳にはいかない」のだ。そしてヴェルディ、おまえらは走れ。この先暫くお休みなんだから、ブッ倒れるまで走れ。

■[Mobile][verdy]W杯をぶっとばせ! 12:24
昨日華々しく開幕したW杯。でもご存じの通りJ2はバリバリ開催中です。コスタリカを粉砕したドイツくらいの破壊力でレイソルをぶっとばせ!
ってか、何度来てもこのスタの環境は羨ましい。
■[Mobile][verdy]前半終了 14:58
開始10分前後までに立て続けに3失点とか…orz
どんだけ柏に苦手意識持ってるんだよ!選手入れ替わってもダメなのかよ!怒りを通り越して飽きれたね。前半終了待たずに帰りたくなったのも初めてだな。…帰らないけど。
■[Mobile][verdy]試合終了 16:12
前半途中から一人少ない相手に攻められず、逆に1失点。終了間際に1点取ったって焼け石に水。せめてもうちょっと何とかなりそうな時に取れ、と。
しかし、またしても力負けするとはね。マジでこのクラブ、ムカつくわ。ムカついてもどうにもならんのだけど…。

んな訳で、終わってみれば完敗ですよ。完敗。コスタリカを粉砕したドイツどころか、ドイツに粉砕されたコスタリカを演じてしまい(コスタリカはもっと戦ってたけれども)ハスハント解放はなりませんでした。
3連勝して迎えた首位柏との決戦、決して楽観していた訳でも浮かれていた訳でもないのだが、選手、サポ共に「勝負に勝つ!」と言う意識が強過ぎたのかも知れない。現状では勝って連勝を繋げて行く事も大事だが、最も重要なのは首位柏に勝ち点で離されない事であった様に今更ながら思う。最悪スコアレスででもいいからドローを、勝ち点1を奪わねばならなかったのだ。…そう考えると、浮かれてたし楽観していたのかも知れない。
正直、今日後半に限って自分は声援を送れなかった。前半の試合運びを見て、サッカー観戦史上初めて「心が折れてしまった」状態で後半のサマを眺めていたから…。サポーターにあるまじき行為である事は百も承知だが、どうにも奮い立たなかったのだ。まぁ、その分チャンスにも得点にも歓喜が得られないと言うマイナス面に触れ、深く反省する事となってしまいましたので、もう二度と「心は折らず」に行きたいです。誰か自分に「折れない心」を下さい。
…とまぁ連勝ストップで完敗し、首位にまた離されてしまったと言う事実だけでかなり絶望感が先に立っておりましたが、まだまだ11点差。たかだか4勝差だ。大変な差ではあるけれど、物語もまだまだ中盤に差し掛かって、折り返しが見えかけたと言うあたりだ。まだまだ。まだだ。まだ死なんよ。

*1:『45年前の逆ですね。王都ハスハントを壊滅させた「エスト」が… 今度は我が聖導王朝連邦軍と共にハスハントを解放するためバッハトマと戦うとは』By薔薇の剣聖ミスマドラ(ファイブスター物語11巻より)…まぁわかる人だけわかればいいさぁw