第7節・vs.柏レイソル(日立柏)

前節の瓦斯戦の逆転負けに続き、ミッドウィークのナビスコ杯清水戦を控え中心とはいえ5失点の大敗を喫し、迎えた因縁の日立柏での柏戦。
結果はまたしても5失点。レギュラーメンバーを揃えても5失点。3年前に逆戻りか?監督からコーチから、果ては選手もほとんど入れ替わっても、やっぱり「負の伝統」は受け継ぐのか?
開幕からずっと「内容は良かった」「あれが決まっていれば展開は違ってた」「守備は出来ている、大丈夫」。そう口々に叫ばれていたけど、実は徐々に確実に内容は悪くなっていた。失点を重ねつつも、かろうじて保たれていたバランスもフッキの加入によって崩れてしまったのかも知れない。選手達の心のどこかに「フッキに持たせたら、もう任せればいい」と言った感情が芽生えてきていたのだろう。全員で押し上げてポゼッションして崩そうと言う意図は、既に失われていた。
攻撃へ向かうモチベーションの低下と共に、運動量も低下してしまっていた。点を取りたい前線と取られたく無い守備陣は前後に間延びし、選手間の距離も遠くなり、それまで通っていたパスも通らなくなる。それでも無理に通そうとするからミスパスになり、そこを起点に攻め込まれてしまう。悪循環だ。
もはや、迷宮に迷い混んでしまった。こうなる前に「勝利」「連勝」で雰囲気から打開したかったのだが、時既に遅し。次節は好調の首位名古屋をホームに迎えてのゲームとなる。1週間、1週間で何が出来るか…。もう一度、開幕の頃の運動量を。